電気で動く歯ブラシののことを電動歯ブラシと呼びますが、ストローク数の違いで呼び名が変わります。
○電動歯ブラシ
あくまでもモーターの働きによって手磨きよりも歯ブラシ効果が高いというレベル。
歯垢の取れは、いまいちの感じです。
ストローク数 約3,000~7,000ストローク/分。
○音波振動歯ブラシ
音波が出るのではなく、毛先の振動が音波の領域あることからそのように呼ばれています。
ブラシの毛先が接していない、やや深い部分の歯垢までも除去できます。
ストローク数 約20,000~30,000ストローク台/分。
○超音波振動歯ブラシ
超音波を利用して歯垢を除去するタイプ。
ストローク数 約1,020,000ストローク/分。
○1分間にモーターの上下運動を表すのにストロークという言葉があります。
歯垢を取りやすいストローク数は20,000~30,000台/分ストロークと言われています。
ストローク数が低くても、高すぎても歯垢の取れは、あまりよくありません。
○毛ブラシの硬さにも注意をしましょう。
人の手による手磨きのストローク数は約200~500ストロークと言われています。
音波振動歯ブラシのストローク数は仮に20,000ストロークとしたら手磨きの40~50倍
の動きとなりますので、必ずやわらかめか極軟の毛の硬さを選びましょう。
歯肉を傷めたり、歯の表面を削ってしまう危険があるからです。
○音波振動歯ブラシは電池で動く(電池式の場合)製品で、歯ブラシ自体が電磁波を
発生させるわけではないので、影響はありません。安心してご使用いただけます。
音波振動歯ブラシは、手磨きのようにごしごし磨くのではなく、優しく歯や歯茎に当てて磨くようにしてください。
口の中を4等分にしたとして上あごの歯の1/2を約30秒、上あごの残りの歯1/2を約30秒、下あごの歯も同様に
各30秒を目安に合計2分程度で磨き上げるように心がけてください。
歯に歯ブラシの毛先を当てる場合は、歯に対して45度の角度で当てると、歯周ポケットの掃除が良くできます。
歯ブラシの毛先を歯に強く押し当てて磨くのは避けましょう。毛先が広がり振動が均等に伝わりにくくなり、
均一に磨けない原因となります。
正しい歯ブラシの当て方
良くない歯ブラシの当て方
交換時期の歯ブラシ
手磨き用の歯磨き剤(研磨剤入り)を大量に使うとストローク数が高い分 歯のエナメル質が削れてしまう危険性があるので、
「ヤニトリ用」「美白用」は なるべく使用を避け、研磨剤が入っていないか、少量の物を選ぶとよいでしょう。
水だけで磨いても十分の効果が有りますが、口の中がすっきりしないという方は 一回にあずき大程度の量を着けて磨くようにしましょう。
音波振動歯ブラシの驚異の水流